【MEMO】
桃太郎伝説でもおなじみの、日本の国鳥。
全長オス81㎝、メス58㎝ということでずいぶん雌雄で差がある(ただし、オスは尾羽の長さが長いので、その分ゲタはかせられてるのかもしれない)。残念ながらメスは未見。写真で見ると、焦げ茶色に白っぽい縁取りの鱗模様で、キジバトがキジバトと言われる理由に納得がいく。
農地や草地に生息し、オスはケーン、ケーンという錆びついた金属がきしむような、ものさびしい声で鳴く。
本州から九州まで見られる留鳥であるというが、私は春から初夏にかけてしか見たことがない。「雉も鳴かずば撃たれまい」という諺もあるくらいだし、オスがよく鳴く繁殖期以外は見つけにくいということなのかもしれない。
<参考文献>
石田光史、『ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑』、ナツメ社、2015年、P28