【MEMO】
全長17cm。背中は明るいコバルトブルー、翼はそれより沈んだ青で、頭や翼にはコバルト色の星のような点々が降っている。じっとしているときに複雑な色合いを愉しむもよし、猛スピードで飛んでいるときのコバルトブルーの弾丸に胸を撃たれるのもよし。♂♀はほぼ同色だがオスの下クチバシは黒、メスは赤っぽいので口元が見えれば判別できる。声が大きそうな大きなクチバシとは裏腹に、声はチィチィと可愛らしい。
清流にいるイメージだが、実際には公園の池やあまりきれいでない川にも普通にいる。留鳥なので季節的にも年中OKである。
動物食で、ダイビングして小魚や甲殻類などを捕食する。上空から突っ込む姿を見るたび、空気抵抗から水の抵抗になったり視界も変わるだろうに、よくあんなピンポイントで捕まえられるものだと感心する。水辺の土手に横穴を掘って営巣するそうだが、もちろん私はそれらしきものはまだ見たことがない。
<参考文献>
樋口広芳監修・石田光史著『ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑』ナツメ社、2015年、P230