生きものアルバム

散歩などで出会った生きものたちについて、備忘録を兼ねてアルバムを作っていきます。更新は不定期て、ちょっとずつです。

カワセミ(ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属)

♂ 下クチバシが黒い(2020年5月 さいたま市

♀ 下クチバシがオレンジ色(赤に見えるときもある)(2019年10月 さいたま市

 

上と同じ個体。カワセミはいつも眉間にしわを寄せたような顔をしているが、これはしかめっ面が解除されている。単純にアングルのせいか?

大口開けて鳴いてみたり、

翼を拡げたり、閉じてみたり、落ち着かないのは繁殖期だから?(2020年5月)

強風に煽られてぶわぶわに。お腹はオレンジの面積が広い(2021年12月 さいたま市

水面をびゅーんと低く突っ切っていく青い弾丸。すいません素晴らしさが全然伝わらないショボい写真で(2021年1月 さいたま市

 

【MEMO】

全長17cm。背中は明るいコバルトブルー、翼はそれより沈んだ青で、頭や翼にはコバルト色の星のような点々が降っている。じっとしているときに複雑な色合いを愉しむもよし、猛スピードで飛んでいるときのコバルトブルーの弾丸に胸を撃たれるのもよし。♂♀はほぼ同色だがオスの下クチバシは黒、メスは赤っぽいので口元が見えれば判別できる。声が大きそうな大きなクチバシとは裏腹に、声はチィチィと可愛らしい。

清流にいるイメージだが、実際には公園の池やあまりきれいでない川にも普通にいる。留鳥なので季節的にも年中OKである。

動物食で、ダイビングして小魚や甲殻類などを捕食する。上空から突っ込む姿を見るたび、空気抵抗から水の抵抗になったり視界も変わるだろうに、よくあんなピンポイントで捕まえられるものだと感心する。水辺の土手に横穴を掘って営巣するそうだが、もちろん私はそれらしきものはまだ見たことがない。

 

<参考文献>

樋口広芳監修・石田光史著『ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑』ナツメ社、2015年、P230