生きものアルバム

散歩などで出会った生きものたちについて、備忘録を兼ねてアルバムを作っていきます。更新は不定期て、ちょっとずつです。

ギンヤンマ(トンボ目不均翅亜目ヤンマ科)

連結したまま産卵のため降下。前方が♂、後方が♀ 葉っぱの上に産むわけにもいかないので、後ろ向きのまま適切な位置を手探り…いや尻探りしている(2022年9月 さいたま市

♂は水色の腹でその先の胴体は黒っぽく、♀は腹部は薄緑で胴体は赤褐色で、わりと識別しやすい。

【MEMO】

明るい黄緑の逞しい上半身(ていうのか?)が印象的。ふだんはなかなか静止してくれないので、こういう機会でもないと私には観察&撮影が難しい。シオカラトンボアキアカネなどと違って、水辺からふらふら離れることなく、いつも池や沼の水上をびゅんびゅん飛び回っているような気がする。

生物分類の「不均翅亜目」というのは、後翅が前翅より大きいことから来ているようで、他には複眼が大きく、腹部が太いという特徴がある。いわゆる普通のトンボ、ヤンマとかアカネとかはこっち。均翅亜目は前後の翅がほぼ同じ形で、複眼は小さく腹部は一様に細長い、イトトンボなどがこちらに当たる*1

 

参考文献:尾園暁・川島逸郎・二橋亮、『ネイチャーガイド 日本のトンボ』、文一総合出版、2012年、P206

*1:同書、P4-5