生きものアルバム

散歩などで出会った生きものたちについて、備忘録を兼ねてアルバムを作っていきます。更新は不定期て、ちょっとずつです。

キンクロハジロ(カモ目カモ科スズガモ属)

♂ 白黒のツートンカラーに黄色い目、ざんばらに伸びた冠羽が特徴。丸っこい体型と配色はお風呂のおもちゃみたいである。黒い頭部は光の加減で紫を帯びることもある(2021年2月 さいたま市

♀は身体が茶色っぽく、冠羽はちょぼちょぼ。クチバシの基部が白くなっているものもいる(2020年10月)

潜水が得意で、

完全に水面下に潜れる

その分地上を歩くのは苦手。珍しく陸に上がってるけど、ヨロヨロしてなんか危なっかしい(2021年3月 さいたま市

群れてぷかぷか浮いてることが多い。♂のペンキを塗ったような純白の腹は、遠くからでもよく目立つ(2021年2月 さいたま市

時には軍団ぽく隊列を組んでみたり(2019年1月 さいたま市

髪、伸びすぎ(2021年2月 さいたま市

この小馬鹿にしたような表情がたまらない(2019年11月 さいたま市


【MEMO】

冬場に都市公園の池などに飛来する。寝ぐせのような冠羽がチャームポイント。あまり単独やペアに別れず、集団でいることが多いように感じる。

潜水が得意で水中の昆虫や甲殻類水草などを採餌する。多くのカモ類がお尻だけ水の上に突き出してたり、水面上にクチバシを寝かせてをブルドーザーの要領で突き進んだりしてる姿に比べ、完全に潜って視界から消えてしまうのはカッコいい。が、その分歩くのは苦手で、陸に上がることは殆どない。体の後ろの方に脚がついているためバランスがとりづらいようだ。

美しいとか可愛らしいというのではない。目つきも悪いが、いつ見てもなんか面白い奴らである。

 

<参考文献>

樋口広芳監修・石田光史著『ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑』ナツメ社、2015年、P50

氏原巨雄・氏原道昭、『決定版日本のカモ識別図鑑』、誠文堂新光社、2018年V3.0、P203-204